世界医療産業の犯罪 抜粋 −2−

 

 

  今日の医学は偽りの教義にすぎない。

  それは、化学工業会とがっちり手を組んだ医学権力が、

  大衆に無理強いしてくる教義である。

  すべての先進工業国において状況は同じなのであるが、

  その無理強いの手段がどのようなものであるか、

  またその手段が合法的か否かなどは問題にもされない。

  その上、この権力グループの目標とするものは、国民の健康などではない。

  健康は国民から多額の金を絞り取る口実として使われるに過ぎず、

  真の目標は自分たちの富と力の増大なのである。

 

真の科学は、自由な情報提供と、

異なった意見の交換が前提である。

ところが今日の医学会にはこの大前提が存在しない。

もっとも、これまでも公的教義に対立する見解を口にする

正直で勇敢な医師がいなかったわけでもない。

 

  たとえば、医学会が癌をネタに金もうけを企んでいるという

  事実を暴露したり、

  ある種の予防注射の集団接種は医薬業界の営利主義の

  産物だと公言したりする医師もいた。

  が、これらの勇敢な医師たちは、皆、すぐさま口を封じられたり、

  医学会への参加を拒否されたり、

  二度と有力発言ができないような低い地位に左遷されたり、

  果ては医学会から完全追放の憂き目に合わされたり

  してきたのである。

 

  実際のところ、薬害は今日増加の一途をたどっているが、

  動物実験による安全テストが強制される以前には存在しなかった。

  薬害問題は動物実験普及の産物というべきだろう。

 

 

世界医療産業の犯罪 抜粋 −3−