肉、 で -1-

 


ケンタッキーフライドチキンなどのファーストフードやレストラン、また家庭でも鶏肉はよく食べられています。

卵は1日1個は口にするでしょうし、そうでなくても、様々な食べ物の原材料としても卵は使われています。

しかし、そのもととなる鶏たちが工場でどのように扱われているかを知る人は少ないでしょう。


―工場には、採卵鶏と、ブロイラー(食用鶏)がいます―

 

                            採 卵 鶏
                           
                           

  

  
  まず、ふ化場において

  生後3日目に行われる雄雌判定で、

  ひなの半分、つまり雄は殺されます。

  なぜなら雄は卵を生まず、

  肉もこの種のものはまずいからです。

  雄のひなはビニール袋に次々と入れられ、

  窒息死または圧死となります。

    

 昼が長い春にニワトリの成長は早くなり、

 産卵率も上昇するため、

 工場では照明管理がされています。

 工場内で点灯時間を長くすることで、

 1年中春だと錯覚させて卵を多く産ませます。

 産卵率が落ちると、

 いわゆるショック療法が行われます。

 つまり数日間餌を与えずに暗い場所に

 鶏たちを置くことにより、

 彼らは再び産卵をはじめるのです。


  

  彼らは過酷な条件のもとで、

  多くの卵を産むようにと添加物や薬品付けの

  肥料を食べさせられます。

  そして多量に産卵させられ、

  産卵能力が減退すると、

  餌代と引き合わないために

  加工食品となります。


  
  

    自然な状態では、鶏は15〜20年生きますが、採卵鶏の寿命は1年半程度です。

            自然の雌鶏が1年間に産む卵の数は10数個ですが、

 採卵鶏の雌は1年間に250個もの卵を産みます。


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