処分される動物たち
処分された犬たちの首輪
家族の一員として受け入れた動物を平気で捨てられる(殺すことのできる)、
飼い主たちが多くいます。
病気になったから、年寄りだから、臭いから、毛が抜けるから、うるさいから、
引っ越すから、邪魔だから、他の犬が欲しいから、もういらないから。
解決策をろくに考えもせず、まるで物を捨てるかのように、彼らを手放すのです。
どうしようもない事情を持つ方もいるかもしれません。
しかし、やはり“処分”という選択肢は、あまりにも残酷ではないでしょうか。
彼らの命は飼い主に全て、委ねられているのですから。
動物たちは保健所に連れてこられた時点でもうわかるのです。
その場所がどういう場所なのかということを。
そこで去っていく飼い主の後姿を眺めながら、必死で吠える。泣く。
決して振り向くことのない飼い主に向かって。
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日本では、二酸化炭素による窒息死によって動物たちは処分されます。
安価ですむという理由からこの方法が用いられますが、
動物たちは大変苦しみながら死ぬことになり、とても安楽死とは呼べません。
10分以上の間、彼らは息をすることのできない、苦しい状態に置かれます。
ガス室からは動物たちの悲痛な鳴き声が聞こえ、その声も徐々に小さくなっていき、
やっと死へとたどり着けるのです。
多くの動物の下敷きとなったりして、窒息死をまぬかれる動物もいます。
彼らは生きたまま焼却炉で焼かれていくのです。
地獄の(約)1週間を経て、たどり着く先は、最後の最後まで苦しんでの“死”なのです。
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この世に生を受け、人間の都合によってたらい回しにされ、挙句の果てには
“不要”の刻印を押され、苦しんで死んでいく。
その間、ずっと生きるということに一生懸命だった彼らを、2000匹もの彼らを、
私達人間は毎日殺しているのです。
同じ地球上の動物として、私たちに彼らの命を持て遊ぶことなど
許されるわけがありません。
すべての人たちが一度、動物たちの命の尊さについて考え直すべきです。