動物実験によってもたらされる悲劇 -2-

 

「動物実験の公言された目的は、どの分野においても達成されておらず、

将来においても達成されないであろうと予言できる。

それどころか、動物実験は誤りより生じた被害を与え、何千人もの人間を殺してきた…

動物を虐待せずに完成された多くの医薬品や治療法があるが、不当にも使用されず普及しなかった。

その理由は、現代の研究者は動物実験以外の方法を知らないからである。」

ヴォルフガング・ボーン博士

 



背中を縫い合わされた子猫

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「モルモットの結核が人間の結核ではないことは、マウスの癌が人間

の癌でないことと同じである。実験室で多くの動物が理由もなく殺され
 
ているからこそ、研究の成果が上がらないのである。

何百匹ものモルモットを犠牲にしたところで、私でも他の多くの科学者

と同様に、一つのことしか証明できない。つまり、動物から得られる結

果は、まかり間違っても人間には適用されないということである。」
  
                                  ドワヤン教授

「現在のところ、動物実験の多くの相互矛盾する報告は、臨床医にと

っては問題を曖昧にしている。そして遺憾ながら、あまりにもしばしば

救いようのない混乱を作り出しているのである」
  
                            ハリー・ベンジャミン博士

 

   「周知のことであるが、実験動物に人間に発見される障害や

   疾病と同等のものを再現することはほとんど不可能である」

                    ライオネル・ウィットビー博士


   「疾病の原因、疾病のメカニズム、疾病の治療法、あるいは

   疾病の予防法を解明しようとする研究は、その中間段階が

   どのようなものであれ、人間の観察から始まり、人間の観察に
  
   終わらなければならない… 人間は、檻の中に囚われていて、

   臨床科学以外の方法によって行われる実験の対象となる動物

   とは、多くの点で全く異なっているのである」

                       ジョージ・ピカリング博士


実験後に処分された犬

 

         「慣習としての動物実験はすべて、科学的には根拠は何もない。

         科学的な妥当性と人間に関連しての信頼性がないからである。

         それによって自己防衛をしようとしている製薬業者の弁解として役立つに過ぎない…

         しかし、われわれが大いに誇りにしている医学技術に疑念を表明したり、質問するだけでも、

         必ず科学界、企業、また政界、マスコミの既得権益からの大きな反対に出くわす現状では、

         誰にその勇気があるだろうか?」
                             ヘルベルト・シュティラー博士およびマルゴット・シュティラー博士


         「あまりにも医薬品が多すぎることにいつになったら気付くであろうか?…

         現在使用されている製品は十五万にも上っていて、

         そのうち七五パーセントは十年前には存在していなかったものである。

         約一万五千の新製品が毎年売り出され、一方、一万二千が消滅する…

         それらの医薬品に行き渡るだけの病気の数がないのが現状である。
   
         今のところ、一番役に立つのは、他の新薬の有害な影響を中和する新薬である。

         こういうものがすでにいくつか出ている」                             タイム誌





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http://www.geocities.com/Heartland/Pointe/5013
/vivimedia.html
  

  「現代医学は健康の否定物である。

  それは人間の健康に奉仕するために組織されているのでは

  なくて、一つの機関としてそれ自体に奉仕するためのもので

  ある。人間を治癒させるより疾患にかからせている数のほう

  が多い」

            イヴァン・イリッチ社会学者・哲学者・神学者


 
      「競争会社の薬品が発表されない前に、新薬を売り出すときが、一番利益が上がるのです。

       このような仕組みでは、薬効の範囲と毒性による潜在的危険性を確定するために、

       長期にわたる試験を行うことはできません… こういうわけで、実験室では毒性と薬理学上の特性について

       の広範な試験を行いますが、時には最小限の臨床試験で、薬品は売り出されることもあります。」


       ウィリアム・ビーン博士

       (中略) 新薬はありあまるほど出ているのだから、もうこれ以上必要はないということはさておいても、

       唯一の正当な試験は臨床経験であり、これは最大の慎重さで行わなければならないのである。

       ビーン博士が言っている「実験室での広範な試験」とは、動物試験のことであり、

       これは信頼できないものであるから、人間にとっては危険である。

       しかしそのために製薬業者は洪水のように新薬を売り出すことができるのであって、

       その薬品の人間に与える究極の影響は、時間が経たなければ分からない。

 

“無駄な実験に使われる動物たち -1-”