罠 に か け ら れ た 動 物 た ち ‐2‐
罠は無差別に動物たちを殺します。
つまり、捕獲者にとって経済的価値のないような動物たちまで多く殺されてしまうわけです。
このような動物たちは “くず” として扱われます。
犬、鳥、猫、鹿、ウサギ、わし、アヒル、羊などや、そのほか絶滅危険動物もいます。
また、ペットとして飼われている動物も、罠によって傷ついたり殺される危険があります。
捕獲者たちの報告によると、一匹の捕獲すべき動物を捕まえるのに、
10もの無用な動物たちが罠に捕えられているということです。
カナダにおける資料によると、1987年に480万匹もの対象外の動物が罠にかかっています。
捕獲者が長い鞭を持って近づくと、動物たちは体力が尽きているにもかかわらず、
夢中で罠から逃れようとします。その結果片方の足を罠に残したまま、逃げることになります。
しかしそれによる多量の出血、感染により、命は長くはないのです。
また、何とかして罠をはずそうと、罠に噛みついたりするため、
多くの動物が歯などにけがを負っています。
捕獲者は罠にかかった動物に近づくと、その時点で手に持っているあらゆるもの、
シャベルや棒などで彼らをたたきつぶしたり、何度も何度も鞭で痛めつけたり、
首を捻じ曲げたり、肺を足で踏みつけたりして殺します。
動物は顔などから血をふきだして死ぬのです。
捕獲者に踏みつけられる、罠にかかった動物。
罪のない彼らにとって、こんな屈辱的なことがあるでしょうか?