動物を “販売”するということ 

 

 

   私は動物を販売する、ということに強く反対しています。

  動物を商品として扱うべきではありません。

  動物を人間の見やすいように、店側の都合に合わせて不自然に陳列(監禁)し、

  その数を調整するというのは、彼らに対するこの上ない侮辱行為です。

  でもそうしたら、動物を手に入れることができなくなる、

  と不満を言う方がいるでしょう。でもそれは人間の勝手な考えです。

 

 

  動物と一緒に暮らしたいと考えるのなら、処分される運命にある、溢れるほどの犬や猫たち、

  彼らを保健所から引き取るべきです。

  他にも、あらゆる所で、里親探しの記事を目にします。これらを利用すべきです。

  ペットショップでしか手に入らない動物が欲しいという方、

  それは全くの人間のわがままです。

  動物は人間の都合に合わせたおもちゃではありません。

  彼らは私たちと同じ感情を持つのです。

 

 

 

  想像してみてください。

  あなたはこの世に生を受け、すぐに親から引き離され、店の小さな(多くの店では大変不潔な)

  檻に閉じ込められます。その檻にはあなたの値段がつけられています。

  多くの人が檻の外からあなたを眺め、時にからだを檻の間からつつきます。

  子供のかわいらしいうちに売れなければ、

  あなたの値札には “半額” “特価” などの言葉が付け足されます。

  あなたは半額になったそうです。

  誰に買われるのかわからない。恐ろしい人かもしれない。選べない。

  毎日この恐怖と戦うのです。

 

 

 

 

  ペットショップではフードなどの物のみを販売すべきです。

  動物の販売は全廃されなければなりません。

 

  もし動物の横の檻に人間の赤ちゃんを入れ、20万円、特価、などの値札をつけたとしたら、

  同じ動物をそのような状態にしている残虐性を皆さんに分かってもらえるのでしょうか。

  これは決して極端な例えではありません。

  動物を販売する、ということは全く残酷な行為なのです。

 

  フランス、イギリスなどではペットショップで動物を販売する店はほとんどないそうです。

  人々は優れたブリーダーから動物を譲り受けるのです。

  (もちろん日本で蔓延している商売目的の悪質ブリーダーではありません)

  “大事な家族を店で買ってくるなんて残酷”と思われる方が多いそうです。

  この当然の考えに、多くの日本人の方も気付いてくれれば、と願います。

 

 

私が見た/人から聞いたペットショップの実態

(情報が入ったら更新していきたいと思います)