現 代 の 蛮 行 (猿) -2-
メリーランド州ベセスダの米国放射線生物学研究所で繰り返し行われた実験。
まず239頭のアカゲザルを19時間絶食させた後、電気ショックによって回転ドラムの
中を走るように「促す」。これを8週間続ける。つぎに猿たちに大量の放射線を照射し、
今度は死ぬまでドラムを走らせる。衰弱して嘔吐しながら死んだ猿たちの平均生存時間は
37時間だった。
今しがた、仲間の猿が「ムチ打ち症の実験」を受けるのを見ていた猿。 放射線を大量に照射した猿を輸送するための
今度は彼の番だ。オクラホマ大学のクロスビー博士が妊娠したヒヒの 安価で省スペース的な固定装置の作り方。
ムチ打ち症実験を“発明”。彼はこの仕事と『メディカル・ドリビューン』
の論文のおかげで10万3,800ポンドの政府助成金を得た。
これらの“科学者”が到達したいかめしい「結論」は、3輪車に乗った
ことのある4歳の子供でもとっくの昔に知っていることだった。
いわく「損傷の程度を決めるのは速度である」
“人類の福祉”に貢献するという名目で政府予算の分け前に預かっている“楽しい実験”