「医療の犯罪」 引用集 6

 

  「専門家ではない素人の観察者には、人間の何百というがん細胞に直接行われる検査の方が

  動物の白血病のある特定型を有するハツカネズミをテストするより優れているというのは

  歴然としているが、学会及びそれを支持する融資制度が従来の動物研究にしがみついているため、

  研究者たちは、動物実験以外の代替法を進めることに躊躇する場合が多い。」

                                     A・R・ミード医師

 

  「発がん性テストはコロンブスの卵ではない。

  人間に行われるのではなく、動物に行われるものであるから。

  人間は大型のネズミでも大型のハツカネズミでもないし、

  さまざまな反応をするのだから。」

              ホフマン・ラ・ロッシュ製薬企業誌より


  

   「我々が科学の名において行っていることを考えてみれば、問題は明らかであろう。

   我々は科学の名のもとに、麻酔もかけられていない動物たちを、

   おぼれさせたり、窒息させたりしているのである。

   動物たちを麻酔もなしに虐待してどこまで命がもつかをつきつめようとしているのである。」

                                              ロバート・ゲセル医師


   「… 悲惨なことは、心理学実験で死亡した数知れぬ動物たちが、

   残忍な死に方をしただけでなく、無駄死にしたことである。」

                         
ドン・バニスター、ハイ・ロイズ病院医学調査委員会外部科学班メンバー



 「私の個人的意見では、実験の多くは、サディスト、ばか、

 あるいは連邦政府の助成金に貪欲な者たちが監督している…。

 刑務所や、その他の収容所でなされた昨今の実験を見ると、

 科学者のある者は、明らかに低級動物では物足りなくなって

 きている。

 このナチ的心性を止めさせるのは早ければ早いほどよい。」

                               ボブ・クローミー


  モラージ・デサイはインドの首相だったとき、国が外国通貨を喉から手が出るほど欲しい状況にあってなお、

  ベンガルザルの輸出を初めて禁止した。

  「我々が真の人間性を持つならば、生き物のいかなるものにも残虐行為を押しつけるべきではないのです。

  これはインドがつねに持ち続けた哲学であります。ですから、我々は動物を残虐な目に合わすことを欲せず

  そのために輸出を拒否するのです。調査研究だけが人間の至福の解答ではありません。

  人間の至福と人間の健康は、自然法に従うことでよりよく成就できるのです。

  というのは、これにはいかなる薬も必要ないからです。

  私は薬というものを長いこと使っていませんし、今も使うことはありません。」



 「(動物実験者たちは) 動物が人間とは全く相違していると

 いうのに、ナチ以外の誰もその他の人間にしないような実験を

 動物に行っている。

 その結果をどうやって人間に当てはめるというのだろうか。」

                           アリス・ハイム博士

 「私は医学生のとき、何度も生きている動物に実験をしました。

 それらは私が後に人間について、あるいは人間に対して

 知ることになるものとは一切関係がありませんでした。」

                           エブラム・バー医師

 

 

 「がん研究機関は、化学製品や照射により、毎年何百何千という数の

 動物の肢体に大きながん細胞を作り上げ、痛めつけ、苦しめてきた。

 実験室の動物にがんを植え付けても、その病気のことを知る手助けには

 ならないし、苦しんでいる人を治療する助けにもならない。」

                                    A・サビン博士

      「私は生体解剖、動物実験にはまったく反対する。

      常にそれが残忍で無用のものと認識してきた。」

                        A・マイニエン・クラール医師
  



  「動物実験の数字は毎年上がる一方であるが、それはよりよい薬、あるいはより安全な薬が

  市場に登場するためではなく、ただたんに、より多くの薬が市場に出回るためにすぎない。

  逆説的であるが、動物テストの増加は、過去のテストがいかに不十分であったかという認識が大きい。」



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