化粧品のための動物実験

 

新しいシーズンごとに、アイドルや女優たちがとても美しいメイクをして、

テレビCM、デパートや街角のポスターに登場します。

そしてたくさんの女性達がその化粧品を買い求めます。

確かに、化粧品の広告のイメージはとても美しく、女性を魅了します。

しかし、その商品が作られる過程は決して公表されることはないのです。

美しい動物たちを、無残な姿に変えることによって作られる化粧品。

こんな化粧品を使用することで、私たちは本当に美しくなれるのでしょうか?

 

             医薬品や化粧品の数が増えてきたことは、

               何百万という動物が苦しみ死んでいるという意味なのである。

               おしろいの成分は、ビーグル犬の胃のなかに破裂するまで送り込まれている。

               これらの成分は毒性は持っていないので、

               破裂させるのは量が多いという問題にすぎない。

               製造業者は、裁判沙汰に巻き込まれた場合に、

               自衛をするためにこんな試験を行っているだけである。

               裁判になれば、彼らは自分たちには過失はない、

               広範囲の試験を行ったからだと主張できるのであるから。

               ウサギは拘束装置にかけられて数週間身動きできないようにさせられ、

               毛を剃って露出した皮膚に刺激剤を数週間塗り、重度の火傷を負わせたり、

               金属製のクランプで開けたままになっているウサギの目にそれを入れたりする。

                                            
                           



Souce Photo
http://www.contentfree.org/~soar

student organization for animal rights SOAR



眼刺激性試験(ドレイズテスト) 


ウサギの片方の眼に濃縮された試験液などを点眼し、

どのような刺激があるか観察する実験。1944年開発。

実験されるウサギは眼を手足でこすらないように、

頭だけが出る拘束器に入れられ、

まぶたをクリップなどで固定されたまま、

72時間もその痛みに 耐え続けなければならない。

      麻酔をかけられていないため、

      ウサギはあまりの痛みから大暴れし、

      首の骨を折って 死んでしまうこともある。

      ウサギは、涙腺の発達が悪く試験液が流されにくい、

      声をあげて鳴かない、といった理由から実験に最適とされるが、

      この実験は研究室によってばらつきが多く、

      研究者内部からも信頼性がないといわれている、

      世界的に最も批判の多い実験。  
   
  
      
JAVAより http://www.enviroweb.org/java/indexJ.html



Source Picture
http://www.animalconcerns.org/gallery/draize.html

Animal Rights Resource Site

 

 

  

毒性テストに使用されたうさぎ

Source Picture
        http://www.animalconcerns.org/gallery/bunny1.html     
Animal Rights Resource Site



新しい物質がどの程度毒性があるかを決定する、

ということになっている毒性試験は、

いわゆる「LD-50」試験、

つまり「対象動物の50パーセントに対する致死量」

という意味の試験によって行われている。(中略)

標準のLD-50試験は、多数の動物の喉を通して

大量の試験物質を強制的に送り込み、

どの程度の量で動物の半数が死亡するかを発見する。

(中略)

   
  
  LD-50試験は、口紅の材料成分試験にさえ用いられており、

    これまた主としてラットやマウスに、

    その半数が死ぬまで強制的に与えられる。さもなくば、

    新製品の口紅はウサギの肛門に大量に入れられる。

    科学者によると、ウサギの肛門は女性の唇に

    生理学的にきわめて類似しているのだそうである。

                                

 

   「ニューヨーク大学眼科医として私は、そもそもドレーズ眼痛テストなどが行われるということに対して

   驚いている。ドレーズ・テストのデータが役に立ったと眼科医が思ったケースを、私は知らない。」

                                            スティーヴン・カウフマン医学博士


   「動物実験の結果は、人間用の薬品の安全を保証することはできない。実際にはこれらの検査は、

   危険な製品から消費者を保護するものではなく、むしろ企業を法的責任から保護するために使用されて

   いるのである。」

                                          ハーバード・グンダーシャイマー博士


   「問題を綿密に調査した結果、ドレーズ眼痛テストとリーサル・ドーズ(致死量)50テスト(略してLD50)は、

   正確でないし、信頼性もない。ただ高い費用をかけ、動物を残酷な目にあわせるというだけだ。

   そのうえテストは、有毒症状を起こすとして病院に年に二十万件の記録がある製品や化粧品を、

   安全であると証明することになり、保護すべき消費者そのものを欺くものだ。」

                                                  ポーラ・キスラック獣医


   「LD50テストは、誤った方向に導くものであることが何回も示されている。」

                                               ジョエル・D・マック医学博士


   「緊急病院で十年の経験を持つ医師として、急性有毒症あるいは眼痛用動物実験のデータから患者を

   治療するに役立つものを見つけたことはない。このデータは、信頼がおけず、これを信頼している医師を

   私は一人も知らない。」

                                              ネイル・S・バーバー医学博士


   「私は、これらの実験結果を用いて患者の診断や治療をしたことはない。

   ひき続きこの残酷な実験を続けることを正当化する理由はない。」

                                             ウォルター・ノーワック医学博士


   「ドレーズ・テストとLD50急性有毒テストは、野蛮であると同時に人間の保護、治療にとっては無用である。」

                                         ベヴァリー・グリーンウォルド医学博士


   「私の知っているかぎり、科学の分野で、雑で正確さを欠くテストから取ったデータをもとにして

   このような重要な決定がなされているのは、商業的毒物学の分野の他にはない。」

                                                 カルロ・ブオノモ医学博士


   「内科医とがん専門医として、ドレーズ・テスト、LD50テスト、あるいは動物を使っての化学薬品や化粧品の

   “安全性”をうたうテストが人間に関係あるという証拠を見つけることができない。

   企業によるこのような動物実験を禁止する法案を強く支持する。」

                                               ドナルド・C・ドール医学博士

                                                「医療の犯罪」 より


“金欲の犠牲となる動物たち”