世界医療産業の犯罪 抜粋 −4−

 

 

  医学会は大衆を洗脳し、

  科学業界がペテンビジネスを続けていられるよう力を貸している。

  すなわち、ある薬が無用または有害であるということが大衆の目から

  隠しきれなくなっても、すぐそれに取って代わる新薬を繰り出せるよう

  常にお膳立てをしているのである。

  そして動物実験業界は、他のふたつの巨大パワーに原材料と技術とを

  提供している。

  この化学・医学・動物実験コンビナートの結束はきわめてかたい。

  というのも、この三者の利益は完全に常に一致しているからである。

 

  巨大企業が、その汚れた手でかき集める資金の力は無限大であり、

  集めた資金の使われ方は実にあくどい。

  可能ならばこっそりと、しかし場合によっては大っぴらに、

  政治化たちを買収してさらに利益を拡大するのに使われるのである。

  しかも国内にとどまらず、外国の政治家にまで、

  その買収の手は伸びる。

 

  どこの国でも、医学権力は化学工業会のもっとも頼りになる

  協力者である。

  無知な大衆はこの両社の協力関係に気づいていないので、

  事は実に能率的に運ぶ。

  中世では教会が果たしていた役割を、

  今日では医学権力が担っているのである。

 

 

  本来、製薬会社の犯罪を暴くのは政府の役目である。

  しかしながら、国と製薬会社とはグルになっているため、

  国が製薬会社を告訴したといった例はどこの国でも見当たらない。 

 

 

世界医療産業の犯罪 抜粋 −5−